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おもな疾患

肺癌

肺がんの症状としては、長引く咳や血痰、息苦しさ、声の枯れといったものがあります。年齢で見ると、40歳代から罹患率が高まっていきます。肺がんの初期症状は目立った兆候がなく、ある程度進行してから自覚できるようになります。そのため、早期発見のためには定期検診が効果的です。検診に行くと、一般的に胸部のレントゲンを撮影します。ここで異常が見られると、細胞検査や組織検査によって、より詳細に調べることになります。

治療法としては、手術・レーザー治療・抗がん剤・放射線療法があります。レーザー治療は早期の一部の患者さんにしか使えませんので、適用範囲は限られています。他には、手術が根治治療として効果的です。手術はレーザー治療ほど限られた患者さんにしか適用できないわけではありませんが、転移があると難しくなります。したがって、転移が始まるまでの段階で発見しておくことが、予後を良好に保つために望まれます。

抗がん剤や放射線治療は、非小細胞がんに比べ、小細胞肺がんに効果的です。このほかにも、広く用いられている方法ではありませんが、食事療法や免疫療法もあります。

治療法を選択する際には、症状に対する効果だけではなく、副作用や生活を維持できるかどうかといったことにも配慮しなくてはなりません。仕事から長期間離れなくてはならないことも出てきます。合併症や副作用に苦しむこともありますので、あらかじめ納得したうえで治療を開始するようにして下さい。