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博多の夏がやってきます

だんだんと蒸し暑くなってきましたが、みなさん元気にお過ごしでしょうか?

今年の梅雨はあまり雨が降りませんね。福岡市の水事情が心配です。

毎年のことですが、蒸し暑くなってくるとそろそろ山笠の季節だなと肌で感じます。

今回は、博多三大祭りの一つである博多祇園山笠についてレポートします。

博多祇園山笠は700年以上の歴史をもつ博多の祭りで毎年7月1日~7月15日に行われます。櫛田神社に祭られているスサノオノミコトに対して奉納される祇園祭りの一つです。

櫛田神社を中心として、恵比須流、大黒流、土居流、東流、西流、中洲流、千代流の7つの流れがあり、それぞれにかき山笠があります(実際に担ぐ山笠)。かき山笠は1トンほどの重さのある車輪のついていない山車ですが、山男たちが26人がかりでかき(担ぎ)ます。千鳥橋病院は千代流れに中にある病院ですので、期間中は病院前をかき山笠が走ることもあります。

水法被に締め込み(ふんどし?)姿の山男たちが「おっしょい」掛け声をあげながら走る姿はとても勇壮です。

また、7月1日から博多の街の中にはあちこちに飾り山笠が公開されています。博多人形師が作る豪華絢爛な山笠です。今日は千代流れの飾り山笠を見てきました。

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表題は「軍師官兵衛」。表(前)も見送り(裏)も同じ表題ですが、表は西の関ヶ原と言われた石垣原の合戦を主題とし、井上之房と吉弘統幸の馬上の槍の一騎打と官兵衛の采配振りを表しています。

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見送りは、今まさに大河ドラマではその話になっていますが、中国の大返しの時の秀吉と官兵衛の逸話、それに数万の敵味方が見守る中、毛利方の清水完治の船上での切腹前の颯爽とした舞姿を表しています。

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山笠は7月15日の早朝が一番の見せ場「追い山」です。各流れのかき山笠が櫛田神社に入った後、5kmの追い山コースを走ります。山笠が終わると梅雨が終わり、暑い夏が始まります。梅雨時期のいらいらした気持ちもふきとぶ祭りです。みなさんも時間がありましたら、山笠を堪能してください。

詳しくは、博多祇園山笠公式ページへ http://www.hakatayamakasa.com

(今回の記事担当 Arima)