インフルエンザのお話
2015年11月21日
11月も半ばをすぎ、本格的に寒くなってきました。この時期から流行する感染症といえば、、、
そう、「インフルエンザ」ですね!
今日の記事はインフルエンザについてです。
①インフルエンザとは?
インフルエンザウイルスが原因の感染症です。主にA型とB型に分類されます。
【それぞれの特徴】
②潜伏期間、症状など
潜伏期間(感染してから症状が出るまでの期間):1~2日
症状:38℃以上の高熱、関節痛など
インフルエンザと風邪は違います。インフルエンザは症状が重いだけではなく、重い合併症を引き起こす可能性もあるので注意が必要です。
③検査、治療
検査:鼻の奥やのどの奥を綿棒で拭い、インフルエンザ迅速検査と言われる方法で検査します。この検査は、熱などの症状がでて12時間以上経過しないと、正しい検査結果がでませんのでご注意下さい。
治療:基本は「安静」「休養」「水分・栄養補給」です。
インフルエンザに感染すると、重症化したり、合併症を引き起こす可能性の高い人たちのことを「ハイリスク群」といい、こういう人たちは、抗インフルエンザ薬(タミフル、リレンザ、イナビルなど)の内服治療が推奨されます。抗インフルエンザ薬を飲むときは、発症2日以内に内服して下さい。
◆「ハイリスク群」には次のような人が当てはまります。
・65歳以上の「高齢者」
・妊婦
・慢性的な疾患を持つ人(慢性肺疾患、心疾患、腎臓疾患、糖尿病など)
・免疫不全状態の人(抗がん剤治療中、ステロイド内服治療中など)
④インフルエンザワクチン
インフルエンザワクチンの予防効果は100%ではありません。しかし、重症化予防や入院する人を減らす効果などがあります。
社会的な流行を減少させるためにも、ワクチン接種をしましょう。ワクチンの効果は3~5ヶ月継続します。12月頃までには接種するようにしましょう。
⑤インフルエンザにかかったら?
- 安静にして休養をとり、特に睡眠を十分にとる。
- お茶やジュース、スープなど、自分が飲みたいもので構わないので、十分な水分補給を忘れずに。
- 周りの人に感染させないためにも、マスクを着用。
- 人ごみや繁華街への外出を控え、無理して学校や職場などに行かない。
⑥インフルエンザの予防について
- 人ごみを避け、外出時にはマスクを着用しましょう。
- 帰宅時には「手洗い」「うがい」をしましょう。
- 栄養と休養を十分にとりましょう。
- 室内では加湿と換気をよくしましょう。
今回の記事担当:sati