HPHに加盟をして10周年を迎えました。
2018年12月11日
千鳥橋病院は2008年HPH(健康増進活動拠点病院)に加盟をして、10周年を迎えました。
この10年の歩みと現在の活動についてご紹介します。
≪千鳥橋病院HPHの歩み≫
2008年 | 国際HPHネットワークに加入(日本で1番目に加盟) |
2009年 | 千鳥橋病院HPH推進委員会・推進室設立 |
2010年 | 3つのパイロット(患者さん、地域住民の方々、職員)の活動推進を目的に事務局体制整備 |
2011年 | 職員チーム 看護職を対象に腰痛対策でノーリフト(抱えない看護・介護)を始める |
2012年 | 台湾・亜州大学などから視察団見学 全日本民医連主催のHPHセミナー開催 シンポジストとして5名が参加 |
2013年 | 韓国HPHネットワークより千鳥橋病院訪問 |
2013年 | 千鳥橋病院にメディカルフィットネス スマイルを開設 |
2015年 | 日本HPHネットワーク創立 CEO島内憲夫氏(順天堂大学国際教養学部副学長・特任教授) コーディネーターに舟越光彦先生(現:福岡医療団理事長)が就任 法人本部組織部にHPH推進課設置、日本HPH事務局を千鳥橋病院東館1階に設置 第1回職場サポーター交流発表会 |
2016年 | 第1回日本HPHカンファレンスin東京 ポスターセッション5演題発表 |
2017年 | 第2回日本HPHカンファレンスin東京 ポスターセッション5演題発表 第2回職場(16年度分)サポーター交流発表会 |
2018年 | 3月9日 国際HPH認定調査受審 ゴールドレベル認定を受けた 第3回日本HPHカンファレンスin東京 ポスターセッション5演題発表 7月韓国ミンドルレ医療福祉社会的協同組合から13名が友の会とHPHの見学に来院 HPH加盟10周年を10月開催の千鳥橋病院健康まつりにてアピール |
その他、毎年5月に各国で開催される国際カンファレンスに参加、発表をしている。
≪HPHの活動紹介(健康増進活動の実践)≫
1) チームの活動紹介
*患者チーム
HPH活動の見える化として、入院や外来の患者さんに喫煙や栄養、運動等について介入し、シートを使って、毎月評価をしています。
*地域チーム
近隣の地域住民の方々に対して、“地域の保健室”として健康づくりのお手伝いで、健康講座や健康づくり体操を実施しています。
*職員チーム
病院で働く職員の健康づくりとして、看護職を対象に腰痛対策“ノーリフト”の研修や指導、職場ラウンドをしています。
また、食育については職員食堂に誰でもできる“簡単メニュー”の紹介等をしています。
2) 「メディカルフィットネス スマイル」の紹介
地域住民の方々や職員の健康増進を目的に病院内にフィットネスルームをつくり、トレーナー2名が指導しています
地域の集会場に定期的に出向いたり、病院内では笑いのたえない体操教室になっています。
職員も業務終了後に活用できるシステムにしています。
≪職員チーム≫
≪患者チーム≫
禁煙・飲酒などへの意識調査、介入と指導
≪地域チーム≫
地域の保健室として、健康チェックや健康講座を担当
地域向けの料理教室
≪HPH情報センター≫
≪今後の取り組み≫
*無料低額診療を実施している医療機関として、健康格差が広がる中でSDH(健康の社会的決定要因)について学び、患者さん・地域住民の方々へ健康増進のための社会的支援に努めています
*HPH情報センターでは健康講座を今年8月までの5年間、毎日開催してきました。HPH情報センターの本来の目的である、地域の方々への情報発信の場として“健康増進”をテーマに新たに構成していく予定です
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