東日本大震災復興支援チャリティイベント「良陵共（ゴントモ）」

2015年01月14日

千鳥橋病院では2014年12月25日に東館１階ロビーのHPH情報センターで、東日本大震災復興支援チャリティイベントを開催しました。

プログラムは、講演「震災体験と音楽による復興支援の試み」講師：高橋明医師（東北大学医工学研究科教授）とチェロとピアノのチャリティ演奏の2部構成で行われました。

チェロ演奏は高橋医師、ピアノ演奏に塩﨑ひかり様に演奏をしていただきました。

講演では、2011年3月11日に仙台で被災された脳外科医高橋医師ご自身の震災体験と、地震・津波・原発事故・風評被害の四重苦にあえぐ被災地域の方々と接してこられた経験から、「医師としての生き方を180度転換させられたこの大震災の事態は、どうして防ぐことができなかったのか。少なくともこれからはこの事態と無縁では生きていけない。人間は想像力のある生き物である。この震災を誰にでも起こること。自分のこととして思う事が大事だ。」と話されました。

震災後、仙台市星陵地区（東北大学医学部および大学病院のあるキャンパス）の学生・職員、社会人で「良陵（ごんりょう）共に歩み隊（ゴントモ）」を設立され、支援コンサートや音楽による復興支援による試みを国内外に届けています。

「言葉では伝えられないことも「音楽の力」で実感できることがあります。演奏者もまた聞き手から多くの励ましを受けているのですよ。」とお話しいただきました。

演奏は、映画「おくりびと」のテーマ、ユモレスク、ラルゴ、アリオーソ、白鳥などを演奏していただき、入院中、通院中の方々や地域の方、職員が東北の被災をされた方々に思いを馳せました。

震災から3年8ヶ月が過ぎた今もなお仮設住宅に住まわれる方々のお気持ち、原発や災害時の対応など自分のこととして置き換えて考えてみる。今回改めて考える時間となりました。

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千鳥橋病院は、震災当初から所属する全日本民医連、医師会とともに東北の民医連関連病院、事業所での医療支援を行っています。千鳥橋病院はこれからも医療支援を継続いたします。

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