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災害訓練を開催しました

2024年3月9日に災害訓練を開催しました。
「災害対策本部の運営」、「災害時医療(トリアージ)」、「個別課題の検討」の三グループに分かれ、災害発生時を想定しながら「いざ災害のときにはどのように行動するか」を机上で確認しました。
当日の様子や終了後に参加者から寄せられた感想を紹介します。

訓練当日は佐々木災害対策委員会副委員長の開催挨拶に続き、輪島診療所へ看護支援に参加した看護師から被災地の状況や支援内容、支援を通じ見えてきた課題などを報告してもらいました。
まず1月から2月時点で能登地区の各自治体ごとの死者や避難者、家屋の被害状況の一覧表をスライドに示し「2月の石川県全体の避難者数は1月の約45%まで減少、これは家屋の被害調査が進み自宅が安全だと確認できた一方で、本来の自宅に戻らず金沢市や県外への移住者が増加したことも要因のようです」と、多くの被災者が今なお困難な状況にあることを紹介しました。また「災害発生の直後は断水が発生し、衛生的な環境が保てない。そのうえ狭い空間に密集しながら避難生活を送ることが多いので、感染対策が非常に困難となる」と報告しました。

続いて佐々木副委員長から千鳥橋病院は現時点での耐震基準を満たしていること、災害時には水道、電気、医療ガスなどのライフラインがどのくらいまで使用できるかという目安を解説し「発生直後は節水は必須です。公共設備の使用が大きく制限されることを認識して欲しい。そして一日も早く元の診療体制に戻ることが獲得目標です。」、「非常時は状況に適応しようとしてオーバーワークになりがち。自分も被害者だと認識をしましょう。」と非常時の行動について提起しました。その後は三グループに分かれ、震度6強の地震発生(西方沖地震と同じ設定)を想定し、集合場所や各自の任務や行動内容を机上で確認しました。

 

終了後は再度会場に集合し各グループからの報告を受けました。「4年ぶりの訓練、考えながら動きながら『そうだ前回はこうだった、こんなふうにした』と思い出していた」、「薬剤の備蓄は三日分だということを今日の訓練で初めて認識した」、「いざ災害のときに透析患者さんはどうするのかと心配になった」などの報告が寄せられました。

報告を受けた久保副院長は「今日の訓練で出来たことはいざというときにも出来る。それよりも大切なのは今日出来なかったこと、もっとこうすれば良かったという反省をちゃんと次に活かすことです。改善点について是非集約をしておいてほしい」と参加者へ提起しました。

閉会にあたり佐々木副委員長は「一朝一夕には良くならないと思う。前回の訓練よりも改善は感じたがまだまだ不十分なので、今後も是非毎年この訓練を継続していきましょう。皆さんの協力をよろしくお願いします」と呼びかけ、災害訓練を締めくくりました。

団内報 動脈より引用