外来の方はこちら 千代診療所 092-651-0726
千鳥橋病院 092-641-2761

NPT再検討会議 N.Y総行動 Part② ~ニューヨークへ~

NPT再検討会議に参加して約4か月が経ちました。

再度振り返りも含めて報告します。

簡単なニューヨ-クでの行動のスケジュールは、、、。

4月25日  ニューヨークホテル到着

4月26日  AM:ユニオンスクエアにて署名行動

PM:核兵器のない世界のための国際行動デー・NY行動

4月27日  AM:NPT再検討会議開会(国連)S医師傍聴

国連見学

PM:日本原水協代表団会議:国際シンポジウム

4月28日  AM:医療福祉関係者のつどい

ユニオンスクエアにて署名行動

PM:自由行動

4月29日  日本へ

4月30日  日本到着

DSCN2008

 

 

 

 

 

 

26日、28日の二日それぞれ約1時間署名行動に取り組みました。

場所はユニオンスクエアという場所で多くの人がくつろぐ場所でも

ありました。

DSCN2024

 

 

 

 

 

DSCN2044

 

 

 

 

 

DSCN2375

 

 

 

 

 

DSCN2392

 

 

 

 

 

DSCN2384

 

 

 

 

 

DSCN2395

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

26日の署名行動では最初、英語で話すのにも勇気がいり

あまり署名の数はとれませんでしたが、28日には130筆

の署名を集めることができました。

署名に協力して頂いた方の中には、「長崎、広島の原爆のことを

知らない人が多くここにはいる、もっと訴えて運動を広げていく

ことは共感する」というようなニュアンスの発言を何度もして

強く訴えてくれた方もいました。

非常に力になったり頑張ろうという気になりました。

26日の午後からはメインの集会とパレードでした。

DSCN2084

 

 

 

 

 

 

DSCN2131

 

 

 

 

 

 

DSCN2172

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

午後からは「核兵器のない世界のための国際行動デー・NY行動」でした。

まず、ユニオンスクエアで集会がありました。そこには核兵器廃絶に向けて

想いを寄せる方が多く参加して声をあげていました。

福岡からはモザイクアートに多くの人からピースメッセージを書いてもらい

ました。日本人は1050人以上参加。全世界合わせて約10000名が参加し

ました。

署名積み上げNPT

 

 

 

 

 

パレート語全体写真

 

 

 

 

 

 

 

 

約2時間弱のパレードを終え、ハマショルド広場へ到着!

署名数は633万6205筆に上りダンボールに詰めた署名を

積み上げました。署名目録を受け取ったケイン上級代表

は「署名を届けてくれたことに感謝します。とても心強

いです。核軍縮は正しいことです。そして、可能なこと

なのです」と述べ、フェルーキ議長は、「正しい目的に

向かって正しいやり方で活動している。核軍縮は政府だ

けですることではありません。市民一人ひとりの行動が

あってこそ実現できます。署名は自分自身の意志を表明

することができるものです」と、私たちの努力を高く評

価しました。

 

27日はAM国連本部ビルの見学をすることができました。

DSCN2221

 

 

 

 

 

NPT佐々木医師国連許可証

 

 

 

 

 

 

 

 

S医師は再検討会議の傍聴をすることが

できました。

S医師コメント

「日本語の同時通訳がなく、内容は正直難しいものでしたが、

近くの別団体の参加者からも助けてもらい、連絡先を交換

したりもしました。世界のほぼすべての国々の代表、外相が

スピーチをし、条約の普遍性を確認。具体的な軍縮や核軍縮

の手段、条約脱退に対処する手段、再検討プロセスをさらに

強化する手段、また軍縮教育を推進するうえで市民社会との

連携を促進する方法、などに関して話し合いがおこなわれました。

内容は難しかったけれども、世界のほぼすべての国々が参加する、

他に類を見ないこの条約を全世界で考えて行こうという熱気を感

じることができた」。

DSCN2285

 

 

 

 

 

 

国際シンポ全体写真

 

 

 

 

DSCN2295

 

 

 

 

 

 

 

 

午後には国際シンポジウム「ともに核兵器のない世界へ~新たな地平を開こう」が日本原水協の代表団と、軍縮に携わる各国のそうそうたるメンバーにより、開催されました。一番上写真の左から、元国連軍縮上級代表:セルジオ・ドゥアルテ氏。メキシコ軍縮大使のホルヘ・ロモナコ氏、アメリカフレンズ奉仕委員会のジョセフガーソン氏、イギリスの核軍縮運動家ジョニーグレグ氏。いづれも世界の核軍縮に大きな影響力を与えて来た方々です。

セルジオ・ドゥアルテさんは、NPTは核廃絶を目指す会議であり、みなさんの署名は重要、希望を高く持ちましょうと激励しました。

ホルヘ・ロモナコさんは、広島、長崎、そして国連の70年目の節目という好機である、核保有に対し、負の烙印を押すことが我々の使命であると訴えました。

ジョセフ・ガーソンさんは、みなさんが持ってきた署名に心を打たれた。国際法を守れ、ストップ安倍、ストップオバマと、声を挙げましょう!と戦うことの重要性を説きました

ジョニークレグさんは、イギリスが今選挙の真っ最中であることもあり、核兵器でステータスを挙げるべきか、福祉を大事にする国づくりをするかで争っているという事を述べています。

彼らはいづれも市民運動の大切さを訴えています。非常に心強く感じました。最後の写真は、元国連軍縮上級代表のセルジオ氏。一緒に写真も撮ることができました。

28日は医療・福祉関係者のつどいに参加

SEIU写真

 

 

 

 

 

 

DSCN2357

 

DSCN2365

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

医療福祉関係者の集いでは、アメリカの医療従事者から、アメリカの医療の過去と、現状についてお話を聞くことができました。最近オバマケアという医療保険に関する政策が多くの人々を救ったという話でした。アメリカには国民皆保険がありません。以前は低所得者や特定の持病がある人は保険に加入できず、医療を受けることができませんでした。しかし、この制度により、3000万人が健康保険に新たに加入することができるようになり、初めて病院にかかれるようになった人がたくさん現れたそうです。これは、何百万もの国民の運動もありましたが、医療従事者の声がなければ成立しなかったと言われています。核についての話や交流がほとんどできなかったことは残念でしたが、運動と地道な戦いによって国民の健康を勝ち取ることのできた具体的なお話を聞けて背中を後押しされている気持ちになりました。

 

最後に

わたしたちが集めた署名は多くの国の代表のもとへ届けられ、世界平和のための議論の材料として活かされています。私たちの署名を背負い、会議で闘ってくれている人たちもいます。会議では妥協点を見つけるのが難しく簡単には進んでいないという事を聞きました。つまり、妥協をせず、核廃絶を強く訴えている国がたくさんあり、その発言が会議のなかで強い影響を持っているということがわかります。闘ってくれているのは、私たちの署名を真摯に受け止めてくれた世界中の代表の方々です。彼らは、市民運動の大切さを述べていました。私たちの運動が具体的な力として世界に影響を与えていることが実感できました。市民運動は力です。これからも世界を巻き込んで世界平和を実現させるために共に闘いましょう。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

6月13日~15日にかけてSTOP安倍政権大集会と若者憲法大集会に参加しました。医療団からは青年職員が10名以上参加。写真にもあるようにピースボードをみんなで作成し平和をアピールしました。この写真を見てもらったらわかると思いますがみんな笑顔ですよね。この写真を見るとわたし自身も平和だな~と感じれるひと時があります。しかし、今の日本の政治を見てもらったらわかると思いますが、安部総理は国会の質疑でこのように言いました。「内閣が憲法解釈を変えるのが当然であると」立憲主義を揺るがす許されない発言だと思います。今、戦争法案が違憲という流れになっている・・・いや若者含め国民が奮起して立ち上がって政治を動かしているのではないでしょうか? 戦わないために闘おうじゃないですか!

しかし、まだアクションが必要です。みんながスマイルを絶やさない全世界を!その実現に向けて奮起するときだと思います!今、国民が奮起して立ち上がらないと核兵器廃絶、改憲阻止など様々な諸課題についてすべて安倍首相の思うがままに進んでしまいます。草の根の運動をみんなで団結しておこないましょう!

No more Hiroshima NO more Nagasaki No more nuclear weapons

DSCN2526