医療被ばく低減施設認定とは
医療被ばく低減施設とは「安心できる放射線診療」を患者さまへ提供するため、公益社団法人日本放射線技師会が認定した施設です。
千鳥橋病院は平成26年6月1日付けで、「医療被ばく低減施設」に認定されました。
全国で44番目、福岡県では4番目の施設認定となります。
医療分野において放射線診療は欠かせないものとなっています。千鳥橋病院放射線部では診療放射線技師の責務として、患者さまに被ばく線量を提示し、被ばく相談を行っています。
また、可能な限り少ない被ばく線量で済むよう、様々な努力を行っています。これも医療被ばく低減施設では必要なことです。これら放射線の事について不安な患者様方へ全技師が対応でき、患者様に安全な放射線診療を受けて頂けるよう、さらなる医療被ばくの低減を目指してこれからも活動していきます。
当院の撮影線量と医療被ばくガイドライン値の比較[mGy]
撮影部位 (レントゲン) |
当院撮影 線量 |
日本放射線技師会放射線 診療における低減目標値 |
IAEAガイダンス レベル |
---|---|---|---|
胸部(正面) | 0.16 | 0.3 | 0.4 |
腹部(正面) | 0.98 | 3 | 10 |
腰椎(正面) | 2.29 | 5 | 10 |
骨盤(正面) | 1.37 | 3 | 10 |
X線CT(成人)ガイドラインCTDIvol
撮影部位 (CT)I |
当院撮影 線量 |
日本放射線技師会放射線 診療における低減目標値 |
IAEAガイダンス レベル |
---|---|---|---|
頭部 | 56.8 | 65 | 50 |
腹部 | 14.2 | 20 | 25 |
※アクリル製(PMMA)円筒型ファントム使用(頭部用は直径16cm,腹部用は直径30cm)
放射線部に戻る