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脳神経外科からのご案内

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脳血管障害について

日本人の3大死因のうち、脳血管障害の割合は年々減少しています。今や死因としては癌の1/3ほどです。しかし一度起こってしまうと、体が不自由になることが多く、まわりの人の負担も小さくありません。
脳血管障害は、予防や発症後の急性期治療・リハビリなどを総合的にとらえる必要があります。 当院では外来や検診で脳血管障害を起こしやすい人を見つけ出し、発症にいたらないように生活指導や投薬などを行っています。脳梗塞や脳出血を発症し、入院加療が必要となりましたら、神経内科医・看護士・薬剤師・リハビリのスタッフとともにチームとして治療にあたります。外科的治療の適応のある方は可能な限り対応いたします。

急性期脳梗塞の血栓溶解療法

発症4時間30分以内の脳梗塞は血栓溶解療法の適応となります。t-PAという薬を使って、脳の血管に詰まった血栓を溶かす方法です。当院では、24時間患者さまを受け入れる体制を整えております。

手術で治療できる認知症

認知症の多くはアルツハイマー型(神経細胞の変性による)と脳血管障害型(多発性脳梗塞による)で、いずれも内服治療が主となります。
認知症状を示す疾患の中で、慢性硬膜下血腫(頭部打撲後、頭の中にジワジワと血液がたまってくるもの)と正常圧水頭症 (脳脊髄液の吸収が悪くなり、頭の中に水がたまり過ぎたもの)では、手術により症状がよくなる可能性があります。脳外科外来ではこれらの疾患についてのご相談も承っております。