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2011年のHPH国際カンファレンスが6月1日からフィンランドのトゥルク市で開催されました。今年は舟越医師、有馬医師、園田医師が参加しました。有馬医師は「貧困と医療~総合診療部から見えてきたもの~」と題して発表を行いました。

国際カンファレンスの日程
カンファレンス: 2011年6月1日から6月3日
行程: 5月30日から6月6日
場所: フィンランド、トゥルク市
参加者: 537名(事前登録者数)、参加国39カ国(東南アジアでは、台湾106名、シンガポール12名、日本7名、タイ7名、韓国4名)

今回のテーマは、「Improving health gain orientation in all service: Better cooperation for continuity in care」(全ての医療機関が、ヘルスプロモーション活動を実践して患者の健康状態が向上するように、医療活動の方向性を改善する。ケアの継続性を図るためにより良い連携をつくる。)」でした。
もともとHPHは1986年にWHOがオタワ憲章で提起したヘルスプロモーションの理念を具体化するために、医療機関が旧来の「治療」活動に限定した活動から、ヘルスプロモーション活動も一緒に行うように医療機関の方向転換を求めたことに始まります。つまりHPHはオタワ憲章を具体化するためのWHOによるモデル事業ともいえるものです。
HPHに加入して、治療とヘルスプロモーション活動の両者を同時に実践し、質の高い医療の提供や、健康な地域づくりのための貢献をしようと志す病院が世界で約800施設に達し、年々増加していることは、病院がヘルスプロモーションに取り組むムーブメントが急速に世界で広がっていることの証だと言えます。

参加者の報告