障害者病棟(東館3階)
あんしんして長期入院治療ができる
障害者病棟とは、厚生労働大臣が 定める重度の障害者(重度の意識障害者を含む)、筋ジストロフィーの患者さん、何らかの病気や脊椎損傷などによる重度の肢体不自由者、神経難病の方、人工呼吸器管理が必要とされる患者さんなどが長期入院治療を受けることのできる病棟です。
医師のほか、専門の看護師、理学療法士、作業療法士、言語療法士、病棟薬剤師、管理栄養士、ソーシャルワーカーなどによるチーム医療で、患者さんやご家族に安心を感じていただけることをめざします。
入院期間制限はありません
一般の病棟とは異なり、入院期間に制限がありません。私たちは、患者さんの状態をもとに、ご本人とご家族のご希望にできるだけ添うように、利用できる介護保険サービスも利用しながら、ご自宅や介護施設への退院をめざして、病院外の色々な職種の関係者とも連携を取り相談の場をつくります。
これからのこと、ご一緒に
対象の病気でない場合は、ほかの病棟への入院を検討いたします。まずは、かかりつけの医療施設、または入院中の病院の相談窓口(多くの場合「地域医療連携室」「患者相談室」などの名称です)にご相談ください。もちろん当院の相談窓口でも構いません。
患者さん一人、あるいは、ご家族だけで問題を抱え込むことなく、医療機関の窓口や介護保険をご利用の方は担当のケアマネージャーにぜひ相談してみましょう。きっと解決策が見つかります。
患者さん一人、あるいは、ご家族だけで問題を抱え込むことなく、医療機関の窓口や介護保険をご利用の方は担当のケアマネージャーにぜひ相談してみましょう。きっと解決策が見つかります。
地域包括ケア病棟(東4病棟)
急性期、緊急時の受け入れと在宅復帰支援
地域包括ケア病棟の役割は、(1) ポストアキュート機能、(2) サブアキュート機能、(3) 在宅復帰支援機能です。
当院では主に西館が急性期病棟となっておりますが、急性期治療を終えた患者さんの中には、基礎疾患の悪化や廃用(過度に安静にすることや、活動性が低下したことによる身体に生じた状態) の進行、自宅での介護等種々の問題で退院困難な状況がみられます。
※ポストアキュート
急性期の治療を終えても、すぐに在宅や施設に移行するのに不安のある患者さんを受け入れる機能です。
※サブアキュート
在宅や介護施設で療養生活中の生活支援が多い患者さんを緊急に受け入れします。
様々な入院の受け入れ
(1) では急性期治療後の医学管理、リハビリテーションや在宅調整をおこないます。近隣の急性期病院からの受け入れもおこなっています。
(2) では自宅生活されている患者さんの準緊急入院、レスパイト(一時休止、休息、息抜きという意味です。 医療管理が必要な患者さんが在宅療養されており、介護されているご家族を支援する)等の予定入院の役割も担っています。糖尿病教育入院や耳鼻科準緊急入院、軽症の救急搬送患者さんの入院も対応しています。
(2) では自宅生活されている患者さんの準緊急入院、レスパイト(一時休止、休息、息抜きという意味です。 医療管理が必要な患者さんが在宅療養されており、介護されているご家族を支援する)等の予定入院の役割も担っています。糖尿病教育入院や耳鼻科準緊急入院、軽症の救急搬送患者さんの入院も対応しています。
在宅復帰支援
地域包括ケア病棟のゴールは在宅復帰です。最長60 日の入院期間制限があり、「在宅復帰支援計画」に基づいて、主治医、看護師、リハビリスタッフ、在宅復帰支援担当者(医療ソーシャルワーカー)等、関係職種が協力して、効率的かつ積極的に患者さんの在宅支援(相談・準備等)を行っています。
■ 2022年度 地域包括ケア病棟の役割と3つの病棟機能
2023年3月20日改定
引用改変:2022.03.04
厚生労働省保険局医療課 令和4年度診療報酬改定の概要
引用改変:2022.03.04
厚生労働省保険局医療課 令和4年度診療報酬改定の概要
回復期リハビリテーション病棟(東5病棟)
日常生活動作の改善で家庭復帰を支援
脳血管疾患または大腿骨頚部骨折・脊椎圧迫骨折などの病気で、急性期を脱しても、サポートが必要な患者さんに、心身ともに回復した状態で自宅や社会へ戻っていただくための病棟です。
入院直後から、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士は、看護師や介護福祉士などの専門職種がチームを組んで、起きる、食べる、歩く、トイレへ行く、お風呂に入るなど、日常生活動作の改善を図ります。集中的なリハビリテーションの提供で、家庭復帰を支援していきます。
回復期リハビリテーションを要する状態
算定上限日数
脳血管疾患、脊髄損傷、頭部外傷、くも膜下出血のシャント手術後、脳腫瘍、脳炎、急性脳症、脊髄炎、多発性神経炎、多発性硬化症、腕神経叢損傷等の発症後若しくは手術後の状態又は義肢装着訓練を要する状態
150日
高次脳機能障害を伴った重症脳血管障害、重度の頸髄損傷及び頭部外傷を含む多部位外傷
180日
大腿骨、骨盤、脊椎、股関節若しくは膝関節の骨折又は二肢以上の多発骨折の発症後又は手術後の状態
90日
外科手術又は肺炎等の治療時の安静により廃用症候群を有しており、手術後又は発症後の状態
90日
大腿骨、骨盤、脊椎、股関節又は膝関節の神経、筋又は靱帯損傷後の状態
60日
股関節又は膝関節の置換術後の状態
60日
急性心筋梗塞、狭心症発症その他急性発症した心大血管疾患又は手術後の状態
90日
回復期リハビリテーション病棟では、院内の患者さんだけでなく、周辺連携医療機関さまからも急性期治療を終えられた患者さんの紹介をいただき、在宅復帰支援を行っております。
また、当院には透析施設もあるため、透析が必要な回復期リハビリ対象患者さんも多数受け入れております。
また、当院には透析施設もあるため、透析が必要な回復期リハビリ対象患者さんも多数受け入れております。
年度
院内転入
外部入院
在宅復帰率
2019年度
72.4%(216)
27.5%(82)
95.3%
2020年度
82.2%(283)
17.7%(61)
96.8%
2021年度
83.6%(276)
16.3%(54)
96.2%
2022年度
82.7%(283)
17.3%(59)
96.4%