TQM
TQM&医療介護活動交流集会は、医療・介護現場にとって大切な、 「医療安全」「クリ二カルパス(入院治療計画書)」「感染対策」「NST」 「褥瘡」など目に見えにくい取り組みの、トータル(T)クオリティ (Q)マネージメント(M)の総合的な品質の管理です。各分野で委員会やチームをつくり、医療の質を向上させていく活動です。 この活動を毎年振り返り、実践を共有しています。
TQM委員長
久保 和彦
第19回 TQM & 医療介護活動交流集会
各職場やチームでの取り組みをポスターにまとめて発表し、投票にて最優秀賞を決めました。 今回最優秀賞に選ばれた発表をご紹介します。
今回、医療社会科では無料低額診療事業(以下、無低)の大切さと、MSWがどう関わっていくかについて考えることを目的として取り組みました。発表の中では2024年度の無低の利用状況について様々な角度から分析し、いくつかの事例についても紹介しました。発表の準備をするにあたり、医療の必要性と経済的な不安を天秤に掛け、頭を悩ませている方々にとって、無低がいのちや尊厳を守るためになくてはならない事業であることを、再確認することができました。同時に、無低を利用できたとしても、あくまで医療費負担の軽減に過ぎないことや、外来通院では薬代は対象外であるなど、経済的な不安すべての解決にはならないことも確認できました。
現在、物価の高騰や不安定雇用の増加など、生活苦がより進行している状況です。さらに、様々な社会保障関連制度のベースとなる生活保護基準の引き下げが続き、今後も経済的な不安を抱える方々は増加し、無低の需要はますます高まってくると思います。しかし、無低の利用が必要な人みなさんに周知されているわけではなく、行き届いているとはいえないのが実情です。私達は日々の相談で、経済的な不安が心情の大部分を占拠することを痛感しています。
しかし、その不安の全てをMSWだけではキャッチすることはできないため、今回の発表を通じてより多くの職員の方々に無低について知っていただけたと思っています。これからも安心して患者さんの『ファーストステップ』に繋がるように、事業の認知度を高めていきます。