TQM

TQM委員長
篠原 和英
トータル(T)クオリティ(Q)マネージメント(M)TQMとはつまり総合的品質の管理ということです。「医療安全」「クリ二カルパス」「感染対策」「NST」「褥瘡」など、各分野により委員会やチームをつくり、医療活動のクオリティを向上させていく活動をいいます。目に見えない部分ですが、医療の現場にとっては最も大切なことで、千鳥橋病院では、20数年前より2000年頃までほとんど毎年、「医療活動交流集会」という大会として開催されてきました。現在では「医療の質向上交流発表会」といい、各職場や各種委員会の代表が、“医療活動の問題点”“今後の抱負”などの発表を行なっています。
第13回 千鳥橋病院 医療の質向上交流発表集会
2018年12月16日(日)第13回目となる医療の質上場交流発表集会を福岡国際会議場において開催しました。職員、ふくおか健康友の会などから約250名の参加がありました。開会挨拶やトロフィーの返還後、3会場で行われた分科会には、今年も練りに練られた31演題が発表され、活発な意見交換が行われました。
最優秀賞にはちどり♪デイケア~元気の源はファッションショーにあった~の発表が選ばれました。
活動テーマ
病院や通所リハビリなどにしか外出する機会がない利用者さんがファッションショーを通して、普段とは違った胃症でおしゃれをしてみんなの前で歩くことを意識することで、自発的に歩行などの運動に取り組んだり、自身をつけて生き生きとした輝きを取り戻してもらう。

最優秀賞受賞を受けての感想
千鳥橋通所リハビリは様々な職種が協力しながら利用者さんの目標達成に向けて取り組んでいます。そのなかでも今回のファッションショーは利用者さんが主役となり主体的に目標を持ってリハビリに取り組んでほしいという思いから企画されました。ショーに向けての目標を意識してもらえるように日々のリハビリを工夫したり、会場作成や衣装の用意、メイクなど準備から本番までスタッフが一丸となって頑張ってきたことが利用者さんのやる気にもつながり、こうして評価してもらえたことはとてもうれしく思います。ファッションショーは利用者さんたちにとっても私たちにとっても思い出深いものになりました。年を重ねて以前のように動けなくなってもその人らしく生き生きと生活を送ってもらうために、これからも元気の源になるよう通所リハビリスタッフ一同頑張っていきます。