「シニア健康づくりマップ」を作成しました！

2017年05月23日

千鳥橋病院の在宅リハビリテーション科です。

千鳥橋病院では２０１５年度より「６５歳からの介護予防教室」を受託し、計３０回ほど地域の高齢者むけに介護予防教室を開催してきました。在宅リハビリテーション科としてもロコモ予防や認知症講話、レクレーションなど介護予防のお手伝いをさせて頂きました。

これから日本は高齢化が加速し、65歳以上の高齢者数は2025年には3,657万人となります。また、75歳以上高齢者の全人口に占める割合も増加していき、2055年には25％を超える見込みです。やがて「１人の若者が１人の高齢者を支える」という厳しい社会が訪れることが予想されています。

今回、地域資源を知ることで、地域の方々が健康作りを意識し、趣味をもつことや他者と交流することの必要性を感じてもらえるようリハセンター前に掲示板を設置し地域資源マップ「シニア健康づくりマップ」を作成しました。

「シニア健康づくりマップ」は千鳥橋病院の患者さんが退院してからも自身の健康維持が行えるよう、公民館や福祉事業の集いの場を紹介したものです。マップを参考に自宅周辺で行われている集いや活動を知り、ラックにおいてあるチラシをもって集いの場に向かいます。集いの場は在宅リハビリテーション科のスタッフが実際に足を運んで見学し、担当の方に掲載の許可を得て行っています。医療保険や介護保険などの公的な医療サービスのみに頼るのではなく、地域の力を活用することで社会保障への負担軽減にもつながります。

私たちは今後も、千鳥橋病院リハセンター前の提示版を通して地域の介護予防に向けた取り組みを発信していきます。こうご期待下さい。

千鳥橋病院　在宅リハビリテーション科