ＩＣＬＳ
千鳥橋病院では、2007年からICLSコースを実施し、2008年からはICLS指導者養成ワークショップも実施しております。いずれも参加者は一般公募し遠方からの参加申し込みもいただいております。
ICLS(Immediate Cardiac Life Support)コースとは
１．医療従事者の為の蘇生トレーニングコース
緊急性の高い病態のうち、特に「突然の心停止に対する最初の10分間の対応と適切なチーム蘇生」を習得する事を目標としています。ICLSコースでは、あらゆる医療者が身につけておくべき、蘇生の基本的事項を習得できるようにしています。
２．講義室での講義は殆ど行わず、実技実演を中心としたコース
受講者は少人数（約6名）のグループに分かれて実践に即したシュミレーション実習を繰り返し，約1日をかけて蘇生のために必要な技術や蘇生現場でのチーム医療を身につけます。
ICLSコース内容
コースの一般目標
- 突然の心停止に対して最初の10分間の適切なチーム蘇生を習得する
コースの行動目標
- 蘇生を始める必要性を判断でき、行動に移すことができる
- BLS（一次救命処置）に習熟する
- AED（自動体外式除細動器）を安全に操作できる
- 心停止時の4つの心電図波形を診断できる
- 除細動の適応を判断できる
- 電気ショックを安全かつ確実に行なうことができる
- 状況と自分の技能に応じた気道管理法を選択し実施できる
- 気道が確実に確保できているかどうかを判断できる
- 状況に応じて適切な薬剤を適切な方法で投与できる
- 治療可能な心停止の原因を知り、原因検索を行動にできる
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ICLS指導者養成ワークショップとは
ICLSコースにおけるチーム蘇生の指導スキル及び器具や資料の使い方などについて、少人数によるグループディシュカッションやロールプレイ形式で学びます。
※蘇生法の高度な手技や知識を習得する事を目的とするものではありません。
【学習内容】
| 目標設定 | グループディスカッションを行い、各自、目標設定を行います。 |
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| スキルアップ | 機材セッティング オペレーションの基礎 効果的な指導法 フィードバックとは 資機材の片付けについて |
| シュミレーション | シナリオステーションの指導法（通常、ICLSコース午後で学ぶ内容のロールプレイ※） ※「ロールプレイ」とは役割演習のことで、簡単にいうと「○○ごっこ」で学ぶ方法です。 |
| 振り返り | １日をグループディスカッションで振り返り、各自、次の目標設定を行います。 |