10月の行事食「秋の行楽弁当」
2018年10月30日
-調理師新聞「元気はつらつぅ?」よりー
~秋の行楽弁当~
献立
★炊き込みご飯
★鳥の竜田揚げ
★魚の梅肉焼き
★炊き合わせ
★卵焼き
★野菜の中華和え
★ズッキーニの焼き浸し
★大学芋、デザート
朝夕はめっきり冷え込むようになり、食欲の秋も深まってきました。
そこで今月は、秋の味覚の代表であるサンマをチョイスし、
『サンマの塩焼き』を、よりおいしく仕上げる方法をご紹介します!
*おうちで美味しく CooKing ~サンマの美味しい焼き方~
サンマの塩焼きを作る時、せっかくなら皮をパリっと香ばしく焼きたい。
そこで注意したいのがサンマにふりかける「塩」の振り加減。
実はこれがサンマを焼いた時の「皮のパリパリ感」を左右するんです。ご存じでしたか?
サンマ塩焼きの「塩」の振り方
(1)塩は20cm程度上から。さんま全体にまんべんなく振りかけるべし。
(2)塩はふりかけるだけでなく、手でなじませるように軽く塗り込む。
新鮮なサンマほど脂が多く、こうしてしっかり塩を振ることで
焼いた時に皮がパリパリに仕上がるんです♪
さて、サンマの塩振りを覚えたところで次はいよいよ「サンマの焼き方」
ジューシー&ホクホクに仕上げたいなら 「魚焼きグリル」がオススメ!
グリルの特徴は、上下から包み込むように設置されたバーナーの強力な熱と、
水分の蒸気で同時に焼けること。
この熱と蒸気のおかげで、皮の表面はパリパリに、中はふっくら焼くことができるんです
グリルでさんまを焼く時のコツは、以下の3つ。
(1)グリルは、あらかじめしっかり温めておくべし
(2)グリルの火加減は「中火でじっくり」を守るべし
(3)サンマの表面にしっかりと焦げ目がつくまで焼くべし
脂ののったサンマの場合、強火だと表面が焦げすぎてしまいます。
旬のさんまを焼く際は、あくまでも中火が基本です。
キノコの豆知識
「キノコって洗うの?洗わないの?」
と思う方も多いと思いますが、マッシュルームやなめこは洗ったほうがよいキノコで、それ以外のキノコはあまり水洗いしなくてOKなんだそうです。
キノコは水洗いすると水分を吸って食感が落ちてしまったり、栄養素や風味が逃げてしまう可能性があるそうです。
次にキノコの保存法ですが、しいたけ、しめじ、舞茸、えのき、エリンギなどのキノコは、冷凍することで細胞の中の成分が出やすくなり、それによって旨味成分のグアニル酸が増えて、おいしくなるそうです。石づきを取ってから、あらかじめ使う大きさにカットして冷凍しておくと便利ですね。使う時は、凍ったままでスープや炒め物に入れるのがおすすめです。