外国人にやさしい日本語研修

2020年02月10日

11 月12 日（火）に千鳥橋病院職員教育セミナーが開催されました。テーマは、「外国人にやさしい日本語」です。講師に順天堂大学の武田裕子先生をお招きし、講義とワークショップを行いました。

講義の一部を紹介します。現在、「やさしい日本語」の重要性が議論されるようになってきています。「やさしい日本語」は災害時に大変重要な役割を果たします。日本に来ている外国人において、「頭部を保護してください」という日本語が理解できる方は１割程度ですが、「ぼうしをかぶってください」と言う日本語はほとんどの方が理解できるそうです。また、「英語やローマ字は読めないが、ひらがな、カタカナは読める」という外国人の方が圧倒的に多いことなどを学びました。

ワークショップでは、カナダ出身のステファニーさんに補助講師としてお越しいただき、実際に「やさしい日本語」で捻挫の診断や、弾性包帯の説明、座薬や副作用を抑える胃薬処方の説明などを実践しました。

セミナー参加者からは「やさしく伝える難しさを感じた」「伝えたい気持ちを持って患者さんに接していきたい」「楽しく学べた」などの感想が得られました。今回の講習を踏まえ、普段の患者さん対応のときに「やさしい日本語」を実践していきたいですね。